おたまじゃくし♪分館

「今に蛙になるんだもん♪」の「おたまじゃくし♪」の管理人が、
思うところがありまして、心機一転、内容一新。

・・・・で、こりゃぁなんだ?なブログの、始まり、始まり〜。
と、気合いを入れておこう。いちおう。
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チャコを迎えに行ったとき
 電話をもらって、すぐ駆けつけた。
先生は「ごめんなさい」と言った。

手術台の上に横たわっているチャコは、まだ温かかった。あたしとチャコだけになって。
あたしは、心臓をトントントンと叩きながら、チャコの口と鼻に、何度も何度も息を吹き込んだ。
マウス・トゥ・マウス。
帰ってきて、帰ってきて、と、念じながら。
でも、チャコは、とうとう戻ってこなかった。

悲しみには、音が無い。
悲しみには、色が無い。
でも。
悲しみには、匂いがある。
病院の、消毒の匂い。
母を見送ったときも、父を見送ったときも、たくさんの動物を送ったときも。
そして、いま、チャコを送る今も。
あたしの体中のどこもかしこも、消毒の匂いが染み付いている。
ずっと抱きしめていた、臭いがある。

入院したとき、6.2キロだった体重が、5キロまで落ちていた。
でも、軽くて重くて悲しくて。
家に戻ったときは、以前と変わらなく感じた、のは、なぜだろう。

家に帰って、チャコを玄関に置いて。
一人で、奥の部屋に向かう。
きっと、足元でするん、すりん、しながら、一緒に歩いている、と思ったが。
なんだか、そういう気配が感じられないのよ。

もしかすると、あの子は、身体から離れて、まだ病院に居るのかもしれない。
明日、もう一度行ってみるか。
連れて帰ってあげなきゃ、あの子が浮かばれない。

迷うんじゃぁないよ、たとえ、自分の思う道でなかった、としても。
迷うんじゃぁないよ。
迷ったら、囚われてしまうよ。抜け出せなくなるよ。
光になって、戻っておいで。
そうして、生まれ変わって、また、帰っておいで。
最初から、やりなおそう、また、あたしと。
ね、チャコや。
| 彩女 | つぶやき | 00:34 | comments(0) | - | -









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